【実体験】フリーランスが抱えがちな不安とは?解消するコツも解説

フリーランス・個人事業主が抱える不安を解消するコツとは?

駆け出しのフリーランスや、これから独立しようと考えている方は「フリーランス・個人事業主」という働き方に対して、いろいろな不安を抱えていると思います。

私は過去に4年以上、個人事業主として仕事をしていましたが、その時は色々な不安を抱えながらなんとか生きていました。

その中で不安との向き合い方、解消するコツが分かったものもあれば、ずっと不安が続いていたものもあります。

この記事では、フリーランス・個人事業主が抱える不安について、実体験も交えながら解消できるものに関しては対処法をお伝えしていきます。

すべての不安が解消するとまでは言いませんが、あなたが抱えているいくつかの不安は解消すると思いますし、「こういう不安を抱えているのは自分だけじゃないんだ!」と分かるだけでも気持ちが少し楽になると思います。

フリーランス・個人事業主が不安を抱えるのは当然のこと

フリーランス・個人事業主という働き方に対して不安を抱えている人に、まず覚えておいて欲しいのは「不安を抱えるのは当たり前のこと」という事実です。

個人事業主として仕事をしていた当時、私自身も常に不安を抱えていたのが正直なところです。

また私だけでなく、私の周りにいたフリーランス・個人事業主・起業家・経営者といった人たちも、9割以上の人たちは仕事や将来に対して何らかの不安を抱えていました。

もちろん、中には「自分は今の働き方について一切不安はない」という猛者もいましたが、それは本当にごく一握りです。

 

もっと言えば、SNSやブログなどで「フリーランスは最高だから、自分には今の働き方に全く不安はない!」と主張していても、実際に会って腹を割って話してみると、実は結構不安を持っていることも珍しくありませんでした。実は、「不安がない」というのはポジショントークであることも全然あります。

ただ、ある意味、自分を奮い立たせるためにSNSで発信している一面もあるので、単純に嘘だと批判してしまうのも少し可哀想かなとは思います。

とにかく、心の底から「一切、不安はない」と言い切っている人は1割未満で、残りの9割以上のフリーランスは自分の仕事に対して何らかの不安を抱えているというのが、私の実体験に基づく感想です。

もし、あなたがフリーランス・個人事業主としての仕事や働き方に不安を持っていたとしても、それは普通のことで、あなただけが特に精神的に弱いとかではないのだけは事前に認識しておいてください。

 

フリーランスが抱えるよくある不安・悩みと対処法

ほとんどのフリーランス・個人事業主は何らかの不安を抱えているものです。

ここでは私自身や私の周りの人たちから聞いたよくある不安と、それに対しての対処法についてお伝えしていきます。

「○○で悩んでいるのは自分だけではない」と心の安定剤にするのも良いですし、記載した対処法が少しでも何かの役に立てば嬉しいです。

 

仕事がなくなるかもしれない

特に業務委託の仕事がメインになっているフリーランスの方は「この先もずっと仕事があるんだろうか…」と不安に思うことも多いでしょう。

ある意味、その不安・危機感をしっかりと持てていること自体は良い事だと思います。

会社員として組織で働いていると、根拠のない安心感を持っていてこの辺りの危機感が薄い人は多いです。

対処法

これに関しては常にスキルアップ・自己研鑽をつづけていき、仕事が途切れない状態を目指すことしか解決法はないと思っています。

ただし、真剣に仕事に向き合い続ける限り、この手の不安が尽きることはないと思いますので、今後もこの不安はつきものだと割り切ってしまうしかないでしょう。

 

いつまで仕事を続けられるか不安

体力的に若いうちしか続けられない仕事をしているフリーランスの場合「この先10年、20年と仕事を続けられるのだろうか」という不安を持つ人も多いです。

先ほどの「仕事がなくなるかもしれない」という悩みと共通する部分もありますが、自分が仕事をしている業界・業種・職種に今後もずっと仕事があるのかは誰にも分かりません。

対処法

体力的に今しかできない仕事をしている場合は、早めに将来を見据えて仕事を変えることも検討する必要があると思います。

フリーランスとして仕事する領域を変えるのも良いですし、場合によっては別の業界・職種へ会社員として転職するのもアリです。

 

仕事を獲得するのが大変

会社に所属して仕事をしているわけではないため、フリーランスは自分で仕事を獲得しなければいけない大変さもあります。

営業活動が苦手な人の場合、仕事を取ってくることに対する不安を抱える場合も多いでしょう。

対処法

今後もフリーランスとして仕事を続けていくのであれば、営業活動や案件獲得について勉強し、苦手意識をなくしていくのは必須だと思います。

どうしても難しい場合は、フリーランスの案件マッチングサイトを利用したり、仕事を斡旋してくれるようなオンラインサロンに入ったりするのも一つの手です。

ただし、案件マッチングサイトやオンラインサロンの場合、どうしても間に入ってくれる人に依存する形になってしまうため、少しずつでも自分で仕事を獲得するスキルを身に着けていったほうが良いでしょう。

 

収入が不安定

フリーランスは会社員とは異なり、毎月定額の給料が支払われるわけではないため、どうしても収入が不安定になりがちです。

会社員と比較して収入が大きくなる月もあれば、かなり少なくなる月もあるでしょう。

収入の変動に対して精神的に疲弊してしまうフリーランスの人は非常に多いです。

対処法

企業と1年契約で仕事を受託するなど、ベースとなるような収入源を確保しておくのは対処法の一つとして有効です。

単発の仕事ばかりでなく、継続的な仕事をつくり出す意識で収入を確保していけるように仕事の計画を立て行くと良いと思います。

 

将来設計がしにくい

収入が不安定になりがちで、先々の収入の見込みが読めないことも多いため、将来設計がしにくく、この点に不安を持っているフリーランスも多いです。

会社員の場合、「次の役職に昇進できれば、月給は○○万円になる」といった形で先が見えやすいです。

また、よほど大きな環境変化・業績変化がなければ、良くも悪くも1年後の月給はそう大きくは変化しません。

収入の大小はさておき、会社員のように毎月固定で一定額の収入をもらえたほうが将来の計画は間違いなく立てやすくなります。

対処法

フリーランスの場合、収入の変動はどうしても避けられないため、ベースの収入を増やす意識が重要だと考えています。

例えば「毎月の収入に変動はあるけれど、毎月30万円は最低限のベースとして確保する」といったイメージです。

この場合「月々30万円」というベースをもとに将来設計を考えていけば、今までよりは将来を見据えた動き方ができると思います。

 

年金・社会保障が少ない

将来的に年金制度がどうなっているかは誰にもわかりませんが、抜本的に変わらない限り、フリーランス・個人事業主は会社員と比較して将来もらえる年金額が少なくなります。

ざっくりの目安ですが、会社員の場合は「国民年金+厚生年金」となるため、月16万円前後が平均の年金額です。一方でフリーランス・個人事業主の場合は「国民年金のみ」となるため、月6万円程度が平均の年金額です。(現役時代の収入によって変動はします)

また、フリーランスには失業保険もないため、社会保障の部分においても不安を感じることは多いでしょう。

対処法

年金に関しては、国民年金基金(国民年金に上乗せして納付することで将来的にもらえる年金額が増える制度)を利用したり、iDeCoやNISAなど活用して将来に備えるのが良いでしょう。

社会保障については民間の保険もありますので、そういったものを検討するのも良いと思いますが、いつまでも働き続けられるように心身ともに健康を維持することこそ重要だと思います。

「いつまでも働き続けられるように」と聞くとネガティブに捉えがちですが、これからの時代、会社員であっても定年後にすぐ年金生活に入れる人は少なくなっていくのではないでしょうか。

そう考えると、理論上はいつまでも自分のペースで働けるフリーランスにもメリットはあります。

 

福利厚生が存在しない

フリーランスには有給休暇も存在しませんし、家賃補助もなければ、勉強代もすべて自分持ちです。

会社員の場合、福利厚生があまり充実していない企業であっても有給休暇くらいはあるはずです。

これらの福利厚生が存在しない点を不安に思うフリーランスの人もいます。

対処法

こればかりは残念ながら具体的な対処法は存在しません。

「そういうものだ」と割り切るしかないです。

たしかに有給休暇はありませんが、その分、休みは好きなタイミングで自由に取れたり、働く時間を自分で決められたりといった自由があります。

それらの自由がフリーランスにとっての福利厚生のようなものであり、その自由を得るために会社員が得ている福利厚生は享受できないと割り切って考えるしかないと思います。

 

本来やりたい仕事に集中できない

フリーランスになると、契約書・請求書などの処理や経理・税務処理も自分で行う必要が出てきます。

これらの事務作業にも意外と時間を取られますし、専門外であることが多いため些細な事務作業にストレスを感じることも多いと思います。

結果的に、事務作業に時間がかかってしまい、本来やるべき仕事に集中できないと悩みを抱えているフリーランスも少なくありません。

対処法

事務作業系の仕事については便利なクラウドサービスを導入したり、外部委託したりすることで、本来やりたい業務に集中できるようになります。

例えば、契約書や請求書に関してはそれらを簡単に発行できるサービスも存在します。

また、経理・税務処理に関しては税理士へ依頼することで自分自身の作業負荷を減らせます。

もちろん、外部サービスの利用や外部委託にはお金がかかります。

しかし、フリーランスにとっては業績を上げることこそが最重要事項なので、これらの事務作業はできるだけ自分でやらない方が良いと個人的には考えています。

 

単価交渉するのに苦労する

フリーランスが企業から仕事を発注してもらう場合、買いたたかれやすい実態があるのは事実です。

本来であれば、もっと単価を上げて仕事を受託したいのにもかかわらず、上手く単価交渉ができていないことに悩みを抱えている人も多いでしょう。

フリーランスの場合、なぜ買い叩かれやすくなってしまうかと言うと、大きく2つの要因があるからです。

一つ目の理由は、専業フリーランスや副業フリーランスの数が昔に比べて増えてきているからです。

二つ目の理由は、企業としては「企業 → 企業」へ発注する時よりも、「企業 → フリーランス」へ発注した方がコストを抑えられると考えているからです。

企業はコストを抑えることが目的でフリーランスへ発注していて、かつ、発注先のフリーランスは世の中に多くいるとなれば、当然、単価交渉は企業側が有利な状況になりがちです。

対処法

対処法としては二つ考えられます。

一つは、高い単価で発注してもらえるような希少性が高いスキルを身に着けたり、高い業務能力を身に着けたりすることです。

発注する企業によっては「とにかく安ければ安いほどいい」という企業も存在しますが、大抵の企業はそれなりに価格が高くても品質が高い仕事を求めています。こういった企業からの案件を取れるように、自分のレベルを上げていくことが大切だと思います。

もう一つは、単価交渉が不要な仕事で収入を得ることです。

例えば、クライアントワークではなく、自分自身で事業を作っていくのも一つの選択肢です。

 

スキルアップの時間が取れない

仕事を処理することだけでいっぱいいっぱいになってしまい、業務スキルを高めるための勉強や練習に時間を割けないフリーランスは多いです。

かと言って、定期的に最新のスキルを身に着けられる場が誰かから提供されるわけでもないため「日々の仕事に追われているうちに自分のスキルは古くなってしまっているのでは?」と不安になることもあるでしょう。

対処法

自分の中でスキルアップのための時間を確保しておき、必ず少しずつでもスキルに磨きをかけていくことを意識するしかありません。

場合によっては休みの日の一部の時間をスキルアップのために費やす覚悟も必要です。

というか、自分のスキルアップ自体を楽しめる価値観を持っていないと、フリーランス・個人事業主を長く続けていくことは正直難しいと思います。

 

社会的な信用が低い

クレジットカードやローンの審査などにおいて、フリーランス・個人事業主は社会的な信用が低い傾向があります。

これは「フリーランス・個人事業主は収入が不安定である」という認識が一般的だからです。

実際に「世間的には通りやすいと言われている某クレジットカードの審査ですら落ちた」といった話もフリーランスの知人から聞いたことがあります。

対処法

しっかりと売上・利益を出し続けて、フリーランス・個人事業主としての年数を重ねることで社会的な信用力を高めていくしかありません。

クレジットカードやローンの審査など、確かに独立したばかりでは厳しく判定されがちですが、2年目、3年目と実績を積んでいくことで、社会的な信用は上がっていきます。

 

病気になったら収入が途絶える

会社員の場合、風邪やインフルエンザなど数日間寝込むような状態になっても有給休暇が使えますし、数週間~数ヶ月休まなければいけない状態になってしまっても休職制度が使えます。

一方のフリーランスの場合、心身ともに何かあり働けなくなれば、即日収入にマイナスの影響が出ます。

20代~30代前半の若いうちはあまり気にならないかもしれませんが、40代以降になってくると健康面への不安も大きくなっていくでしょう。

対処法

どうしても健康面で不安がある場合は、収入保障がある民間の保険も検討してみるのも良いかもしれません。

ただ、本質的には心身ともに健康な状態を保つため、食事・運動・睡眠などに気を付けていくしかないと思います。

働き方に限らず「体は資本」というのは本当です。フリーランス・個人事業主の場合、特にこの言葉の意味を深く理解できると思います。

急激に変えられなくても、少しずつでも良いので健康には気を遣うことが大切です。

 

モチベーションを保てない

会社員の場合、上司や同僚の目もあって、強制的にモチベーションを保ちやすい仕組みが整っています。

しかし、フリーランスは納期さえ守っていれば、他の時間にどんな過ごし方をしていても誰かから注意を受けることはありません。

また、起きる時間・寝る時間も自由に決められます。

これらは確かに自由なのですが、自由過ぎると生活リズムが乱れ、モチベーション低下にも繋がります。

実際、私の知人にはフリーランスとしての働き方が自由過ぎるがゆえにモチベーションが下がりきってしまい、収入が苦しい状況になっても仕事へのモチベーションが上がらなくなってしまった人もいました。

対処法

モチベーション低下の原因は生活リズムの乱れだと思っています。

このため、毎日決めた時間に起きて、決めた時間だけは必ず仕事をして、夜更かしせずに寝る、という当たり前の生活を維持することが大切です。

規則正しい生活は、思っている以上に仕事へのモチベーション低下を防いでくれます。

 

仕事とプライベートの線引きがない

自宅で仕事をしている場合、朝起きたらすぐに仕事ができ、夜寝る前まで仕事をし続けられます。

仕事の時間を確保する上で効率的ではあるものの、プライベートとの線引きが難しいと悩みを抱えるフリーランスも多いです。

「仕事をしているのに、ついプライベートのことをやってしまう」、「プライベートなのに仕事のことが気になってしまう」といった感じで、上手く線引きできずに精神的に参ってしまう人もいます。

対処法

仕事とプライベートの線引きが難しい原因は「場所」と「時間」の問題があると思っています。

「場所」に関しては仕事をする空間とプライベートの空間が同じであるのが原因です。

どうしても仕事に集中できない場合は、コストはかかりますが、レンタルオフィスやコワーキングスペースを契約して仕事をするのも良いでしょう。

「時間」に関しては「日曜日は絶対に仕事をしない」などルールを決めて、しっかり休む人を作るのが良いと思います。

 

相談・共感できる相手がいなくて孤独

世の中にフリーランスが増えてきたとはいえ、まだまだ少数派の働き方です。

このため、仕事の悩みを相談したり、不安に共感してもらえる相手がいないことで孤独を感じることも多いと思います。

対処法

フリーランスとしての仕事の悩みを会社員の人へ相談しても共感されにくいものなので、同じ境遇の友人・知人を見つけるのが良いと思います。

私も個人事業主として仕事をしていた時は、同じような境遇の友人を作って、お互いに悩みや不安を相談していました。

やはり同じ境遇なこともあって相談しやすいですし、有益なアドバイスをもらえることもあります。

 

フリーランスが抱える不安・悩みを解消する7つのコツ

フリーランス・個人事業主の働き方には不安がつきものですが、それらの不安を少しでも解消できるコツをご紹介します。

私自身の実体験や考えをもとにした不安の解消法なので、合う合わないはあると思いますが、一つの参考になれば嬉しいです。

 

会社員時代以上の収入を確保する

「収入が不安定」、「将来設計がしにくい」など、フリーランスにとってお金にまつわる不安は大きいものです。

これに関しては、会社員時代に得ていた収入以上を目指して大きく稼ぐことでしか不安は解消されないと思います。

ちなみに、会社員時代と同じくらいの収入や少し多いくらいでは不安は解消されません。

会社員時代に得ていた収入や個人の価値観にもよるため、一概には言えませんが、目安として会社員時代の2~3倍の収入があって初めて少し不安が解消されるくらいだと思います。

年金や社会保障の薄さを考えると、会社員時代より少し多いくらいの収入では不安が解消されにくいのが現実です。

 

自分の事業を育てる

「仕事を獲得するのが大変」、「単価交渉をするのに苦労する」といった悩み・不安はなぜ生じるのかと言うと、クライアントワークが主体の収入モデルになっているからです。

クライアントワーク自体がダメなわけではないのですが、クライアントワークを一生続けるのは「立場が弱く、単価を下げやすい外注先」をずっと続けるのと同じ意味だと思っています。(ごく一部の高スキル層を除く)

ただし、クライアントワークがフリーランスにとって手堅く稼げる仕事であるのは間違いないので、クライアントワークをやりつつ、自分自身の事業をつくり、育てていくのが良いと思います。

私の場合、この事を最初から意識していたので、独立当初からクライアントワークをほぼやらず、自分の事業構築のみをやっていました。これはこれで結構キツイものがあったので、バランスは重要だとは思います…。

 

収入源を分散してリスクヘッジする

クライアントワークでも、自分の事業でも収入源の多角化は必ずやっておくべきです。

一つの大規模クライアントからの案件だけで生活が成り立っていると、その案件がなくなった途端に生活が危うくなります。

また、自分の事業でも一つのビジネスモデルに頼っていると、そのビジネスに何らかのトラブルが発生した時に一気に事業が傾きます。

このため、クライアントワークであれば複数のクライアントと契約をして収入源を分散する必要がありますし、事業でも同じ考え方が大切です。

ちなみに、私の場合ですが、この考え方を十分に実践できていなかったため、個人事業主時代に何度か金銭的に危機的な状況に追い込まれたことがありました…。

 

資産運用について学び実践する

フリーランス・個人事業主の場合、将来的にもらえるであろう年金額が会社員と比較して少ないのは今後も変わらないはずです。

このため、自分自身で将来に向けて資産を作っていく意識を早い段階で持つべきです。

ベーシックに実践できることとしては以下のような選択肢があると思います。

  • 国民年金の付加保険料
  • 国民年金基金
  • iDeCo
  • NISA

 

どこにどれだけお金を投下するかは個人の人生設計によりますが、上記の中でどれもやっていないのは機会ロスが大きいです。

お恥ずかしい話、個人事業主自体にこの辺りの資産運用に関する知識をまったく持っていなかった私は、その後ものすごく後悔しました。

賛否両論いろいろありますが、例えばiDeCoの場合、自営業者は月額MAX68,000円まで拠出できます。

会社員の拠出額が20,000円前後であることを考えると、かなり魅力的な拠出額です。

月額MAX68,000円の拠出を20~30年間継続できるフリーランス・個人事業主はそうそういないとは思いますが、もしそれができればかなりの資産形成ができることでしょう。

 

小規模企業共済に加入する

事業の不安定さや将来的な資産形成を考えて、小規模企業共済に加入しているフリーランス・個人事業主も少なくないと思います。

私自身は小規模企業共済に入っていたことはないため、多くを語ることはできませんが、リスクヘッジや資産形成の一つの手段として有効だと言われています。

 

同じ境遇の仕事仲間を見つける

フリーランス・個人事業主の悩みを相談したり、共感してもらったりできる仲間を見つけるのは、仕事を頑張っていく上でとても効果的です。

私自身、当時は同じ境遇の友人ができたことで、つらい時を乗り越えられたと思っています。

SNS、オンラインサロン、リアルセミナーなど同じ境遇の人を見つけることは簡単にできる時代になってきています。

以下のような注意点を意識した方が、より良い人間関係を築けると思いますので、参考にしてみてください。

  • 「あまり気が合わないな」と思った人とは無理に付き合わない。
  • 惰性で人間関係を続けることはしない。
  • 近寄ってくる人の真の目的を見極める(中にはあなたを利用しようとする人もいるため)
  • あくまでも仕事仲間なので、適度な距離感・礼儀礼節を持って接する。

 

コワーキングスペースやレンタルオフィスを利用する

自宅だとどうしても仕事に集中できない人、仕事とプライベートの線引きができないと悩んでいる人は、コワーキングスペースやレンタルオフィスを契約して、そこで仕事をするのも良いでしょう。

毎月ある程度のコストはかかってしまいますが、それによって仕事に集中できて売上・利益が増えるのなら、全然アリだと思います。

ただし、くれぐれも普通のオフィスは契約しないように注意してください。オフィスの賃料が高くなりますし、短期間での解約ができない場合も物件もあるからです。

 

ちなみに、私は当時、住んでいた場所の隣駅にあるレンタルオフィスを借りたことがありますが、電車に乗って移動するのが面倒で、片手で数えるほどしか利用せずに解約したことがあります。

このため、コワーキングスペースやレンタルオフィスを借りる場合は、以下のようなポイントを意識するのが良いと思います。

  • 徒歩圏内で利用できる場所を借りる。
  • 実際に利用できるスペースを必ず事前に見学する。
  • 月々のコストをできる限り抑える。(目安は月1万円以内)
  • 解約条件について確認して短期でも解約できる契約にする。(できれば翌月解約OKがベター)
  • 契約前に「本当に必要か?」改めて考えてみる。

 

フリーランスの不安は結局は“お金”に集約される

ここまでフリーランスの人が抱えがちな不安・悩みについて私自身の実体験も交えて解説してきましたが、極論、すべての不安の原因は“お金”にまつわるものだと思っています。

 

抱えている不安のほとんどはお金で解決する

ここまで伝えてきた不安・悩みに関して、そのほとんどが実はお金があれば解決する悩みばかりなのです。

収入が不安定、将来設計ができない、年金・社会保障が少ない、などの悩みに関しては、フリーランスとして大きく稼ぐことができていて、貯金・資産も多くなれば不安が解消される可能性は高いです。

本来やりたい仕事に集中できないのも、お金が少ないことで無駄な作業を外注化できないのが原因です。

こうして考えると、フリーランス・個人事業主がよく抱えている不安はお金が原因になっていることがほとんどですし、逆に言えば、お金が増えることで解消されることがほとんどなのです。

 

不安をなくすためには圧倒的に稼ぐしかない

極論かもしれませんが、フリーランス・個人事業主として働いている時に不安をなくすためには、圧倒的に収入を増やすしかないと思っています。もちろん、まったく簡単なことではないですし、私も当時できませんでした。

また、異論・反論もいろいろあるとは思います。

ですが、私自身が4年以上、個人事業主として真剣に仕事に向き合った結果、私の中での結論はこれしかありません。

あなたが現在フリーランス・個人事業主として不安・悩みを抱えているのであれば、いま一度、お金・収入に対して真剣に向き合ってみることをお勧めします。

 

フリーランスが不安解消のために会社員へ戻るのは全然あり

最後に、元も子もない話だと感じる人もいるかもしれませんが、一つの選択肢としてどうしてもお伝えしておきたいので、この話をします。

フリーランス・個人事業主として働いているけれど、どうしても不安が大きくなりすぎてしまって、大きなストレスを抱えている……といった状態で悩んでいるのであれば、会社員へ再就職・転職するのも一つの選択肢として全然アリだと思っています。

私自身、この選択をした一人であり、私の周りにもフリーランス・個人事業主から会社員へ転職した人は結構います。

 

なぜ、あえてこの話をしたいのかと言うと、一度フリーランス・個人事業主になると、その後、会社員へ戻ることに対して「失敗した」とネガティブに考えている人がいるからです。

当時、私自身が個人事業主から会社員へ転職する決意をしたとき、まさにそうだったのですが「自分のキャリアは終わった」、「自分は失敗してしまったんだ」とネガティブな感情が膨らんだことがありました。

ですが、よくよく考えれば「フリーランス・個人事業主 → 会社員」へ転職するのも、「会社員 → 会社員」へ転職するのも、同じことだと思うのです。

だから、変に自分自身を責めたり、卑下したりする必要はありません。

もっと柔軟に考えて、キャリアを変えていけば良いと思います。

 

こういった考え方を持てずに、いつまでも苦しい状態でフリーランスを続けていくのもしんどいと思いますし、悩み過ぎて心身を病んでしまったら、それこそ元も子もありません。

確かに、すぐにあきらめてしまうのは宜しくないですが、フリーランスとしてしっかり頑張った上での決断であれば、会社員へキャリアチェンジする選択肢もあるということを覚えておいて欲しいと思います。